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ニコス・カザンザキス
Νίκος Καζαντζάκης
(1883-1957)

​(写真は友の会の会員が撮影しました。)

1883年2月18日、クレタ島のイラクリオ近郊に生まれる。1906年にアテネ大学法学部を優秀な成績で卒業した後、パリに留学しベルクソンやニーチェといった西欧の哲学に触れる。12年にはバルカン戦争に従軍し、時の首相エレフテロス・ヴェニゼロスの知遇を得る。17年にはヨルゴス・ゾルバスと共同で鉱山経営を行い、後の『その男ゾルバ』のモチーフとなる体験を得る。19年にヴェニゼロス内閣で厚生局局長として南ロシア、コーカサス地方のギリシア人難民(ポントス人)の本国帰還を支援する。22年ウィーンで仏教、そしてフロイト心理学の研究を行う。その後には共産主義に傾倒するようになる。その後の3度にわたるロシア訪問で共産主義の限界を悟る。以降執筆と旅行に没頭し、この間に日本を訪れている。第二次世界大戦期はレジスタンス活動に従事し、独軍撤退後はソフリス内閣へ入閣する。48年からはフランスに移住し、執筆に専念する。そして57年フライブルクで客死する。
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