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『日本旅行記』(Ταξιδεύοντας: Ιαπωνία)

 1935年の極東旅行を元に書かれた旅行記。同時期に刊行された中国旅行の体験と合わせて1938年に『日中旅行記』(Ταξιδεύοντας: Ιαπωνία - Κίνα)として出版された。奇妙な「すき焼き」を作っていたりステレオタイプ的な日本論が展開されはするものの、当時の日本を事細かに描写し、また古代ギリシアとの比較を含む日本文化論など、正確な知識と観察に基づく貴重な日本論が展開されている。

 この『ロシア文学史』全体の訳は現在のところ存在しないが、「神戸」と「大阪」の章、そして「奈良」と「慈悲の女神」の章の抄訳が学術雑誌「プロピレア」第二十四号と第二十五号に「藤下訳(2018年)」と「藤下訳(2019年)」として存在する。

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