top of page

アッシジの貧者』(Ο Φτωχούλης του Θεού)

 カザンザキスがフランス・アンティーブに住んでいる時にギリシア語で執筆された作品の一つ。1920年代にイタリア・アッシジを訪れた時の霊感、また「現代の聖フランチェスコ」たるアルベルト・シュヴァイツァーの生き方に霊感を得て得られた作品。神を愛し、人を愛し、動物や「世界」を愛し神の道を駆け上がっていく聖フランチェスコの壮絶な人生を描いた作品。読むものを幸福感に包まれた、出口のない絶望にいざなう。

 日本語訳にはフランス語から翻訳された「清水訳(1981年)」が存在する。

bottom of page