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『その男ゾルバ』
(Βίος και πολιτεία του Αλέξη Ζορμπά)
1946年に出版された、彼の作品の中で最も知られた小説の一つ。仏陀に関する戯曲を執筆していたイギス人とギリシア人の血を引く主人公が、父の遺産を引き継ぐためにクレタ島を訪れる、この中でゾルバ(アレクシス・ゾルバス)と出会い共に鉱山開発に乗り出すところから物語が始まる。奔放なゾルバに翻弄され、島民たちとの出会いと彼らとの間に起こる不幸を経験し、主人公は仏陀の原稿を破り捨て、ゾルバと共に砂浜を踊ることになる。
アンソニー・クイン主役でミキス・テオドラキスが音楽を作曲した映画が世界的に有名であるが、映画版では小説版に見られる哲学的な叙述などの要素がカットされており、映画のみならず小説版もお読みになることを強く勧めたい。日本語訳は恒文社より出版された「秋山訳(1967年)」が存在する。
![]() 彼と日中を結ぶ紋章エギナ島にて友の会会員が撮影 | ![]() 執筆の行われたエギナ島エギナ島に友の会会員が撮影 |
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